人にほめられなければ落ち着かないのは「反応的」な人。
父は支配的な人だった。
「俺の言うことを聞け!」「まだ言うかー!」
と自分と違う意見を聞くと鬼のように怒った。
機嫌が良い時に、こちらもつい冗談まじりで何か言うと、その時は
「参ったなー」
と笑っているが、次に感情が爆発した時は、その時のことを思い出して、
「俺のこと馬鹿にしやがって!」
と怒るから、うかつに本音は言えなかった。
そのかわり、父の意に沿うことをすると、とても機嫌が良くなって、うれしそうに褒めてくれた。
私たちはみんな、ほめられたかった。父に嬉しそうな顔をしてほしかったのだ。
そんな父に育てられた私たち兄弟は、性格はそれぞれまるで違うけれど、共通点がある!
と、「7つの習慣」を読んで気づいた。
それは
「ひとにほめられたい。ほめられないと自分が無価値な人になった気がする」
という気持ちだ。
兄は父の希望通りの職業につき、どんなに仕事で成功しているか、ということをいつも父に話していた。父の賞賛を期待していた。
弟は父の思ったような仕事にはつけず、認められていないのを察して、どんどん投げやりになっていった。人に対して鋭い批評はするが、自分から動くことはなく、被害者意識が強くなっていった。
私はというと、親しい人にほめられないと、ばかにされているような、無視されているような不安定な気持ちになって、急に感情的になることがあった。
これはまさに「反応的な人たち」だ。
ひとにちやほやされると気分がいい。そうでないと殻をつくってみがまえる。反応的な人の精神状態は他者の出方次第でころころ変わるのである。
自分をコントロールする力を他者に与えてしまっているのだ。
↑まさにその通り!
長い間に培われた習慣は変えるのが難しいけれど、やっぱり
「自分をコントロールする力は自分にある。」
と思うのだ。
言われてみれば、それが本来は当たり前なこと、と思う。
自分のことなんだからさ(⌒▽⌒)。
もう、周りに振り回されるのはやめよう。